抗がん剤治療にかかる費用(薬剤費)

基本的に日々の業務の中での覚え書きになります。がん薬物療法における安全性や薬剤費(薬価)の概算などを中心に記載していますが、抗がん剤治療を受けている患者さまの経済的不安の解消につながれば幸いです。

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小細胞肺がん

他の抗がん剤や放射線による治療を受けたことがない小細胞肺がんの患者33名を対象に臨床試験が行われました。
カルセドによる治療を行い、がん病変にどのような変化がみられるか調べた結果、25名(76%)の患者でがん病変の縮小が確認されました。

非小細胞肺がん

他の抗がん剤や放射線による治療を受けたことがない非小細胞肺がんの患者を対象に2つの臨床試験が行われました。それぞれ61名と60名の患者が対象です。
カルセドで治療を行い、がん病変にどのような変化がみられるかを調べた結果、28名(23%)の患者でがん病変の縮小が確認されました。

副作用は、好中球減少(95.0%)、白血球減少(93.9%)、赤血球減少(92.3%)、血小板減少(47.0%)、脱毛(70.4%)、食欲不振(65.7%)、吐き気・嘔吐(58.6%)、発熱(29.8%)、下痢(16.0%)、口内炎(12.7%)、静脈炎(4.4%)がみられました。

【効能・効果】
非小細胞肺癌、小細胞肺癌

【用法・用量】
カルセド通常、成人にはアムルビシン塩酸塩として45mg(力価)/㎡(体表面積)を、1日1回3日間連日静脈内に投与し、3~4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。


薬剤費の計算です!
身長170cm、体重60kg、体表面積1.65㎡の男性を想定し薬剤費を計算してみたいと思います。

45mg/㎡×1.65㎡=74.25mg
17,182円(50mg/V)+7,684円(20mg/V)×2=32,550円×3日間=97,650円

よって、カルセドによる治療1コースにかかる薬価は約10万円です。3割負担だと約3万円で、これを3週間毎に繰り返します。
カルセドは非小細胞肺がんや小細胞肺がんの二次治療で使用されますが、もともと薬価が安いので、アリムタを含んだ治療に比べると、経済的にも優しい治療法になると思われます。












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