抗がん剤治療にかかる費用(薬剤費)

基本的に日々の業務の中での覚え書きになります。がん薬物療法における安全性や薬剤費(薬価)の概算などを中心に記載していますが、抗がん剤治療を受けている患者さまの経済的不安の解消につながれば幸いです。

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イレッサ訴訟は、非小細胞肺癌治療薬であるゲフィチニブを服用し、間質性肺炎などの副作用で死亡または増悪したなどとする患者や遺族が、国と製薬会社を相手取り、損害賠償を求めているものです。

当初、イレッサは、臨床的因子に基づいたEGFR-TKIの個別化治療として、腺癌、女性、非喫煙者、アジア人種がEGFR-TKIの有意な効果予測因子であるとして使用されてきましたが、現在は、EGFR遺伝子変異に基づいた個別化治療に変わってきました。つまり、↓に示す「IPASS」試験などを解析したところ、EGFR遺伝子陰性例には初回治療としてイレッサを使うべきではないと言うことが分かってきました。

「IPASS」試験は、アジアで治療歴のない進行非小細胞肺癌の治療(ファーストライン治療)として、イレッサ(ゲフィチニブ)の単独療法の効果を評価する初めての第3相臨床試験です。
カルボプラチン/パクリタキセル療法と比べて無増悪生存期間(PFS)で上回り、さらに忍容性も確認されました。


セカンドライン治療として期待されていたイレッサが、間質性肺炎などの副作用で期待を裏切られた形となっていましたが、ここ最近は遺伝子変異の状況を把握して治療することにより変異陽性例では、初回治療薬として有用な薬剤として浮上してきた訳です。


【効能・効果】手術不能又は再発非小細胞肺癌
【用法・用量】通常、成人にはゲフィチニブとして250mgを1日1回、経口投与する。

薬剤費の計算です。
イレッサ250mg錠は、6,526円/1錠です。
よって、6,526円×31日=202,306円(約20万円/月)×12ヵ月=2,427,672円(240万円/年)です。












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