抗がん剤治療にかかる費用(薬剤費)

基本的に日々の業務の中での覚え書きになります。がん薬物療法における安全性や薬剤費(薬価)の概算などを中心に記載していますが、抗がん剤治療を受けている患者さまの経済的不安の解消につながれば幸いです。

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子宮頸癌とはなんだろう?
子宮頸癌は子宮癌の一つで、子宮の入り口で発生する癌である。子宮の奥で発生する癌は、子宮体癌と言われ、これらは病気の原因も発症年齢も異なる。
子宮頸癌
発生部位:子宮頸部(子宮の入り口)、発症年齢:30-40代、原因:ヒトパピローマウイルス(HPV)
子宮体癌
発症部位:子宮体部(胎児が育つ部分)、発症年齢:閉経後50代以降、原因:女性ホルモン(エストロゲン)

子宮頸癌の原因はなんだろう?
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因。HPVはとてもありふれたウイルスで、性交渉のある経験がある女性の80%以上が、50歳までに感染を経験すると言われている。また、とくに若い世代の感染率は非常に高い。HPVは、他にも尖圭コンジローマ、外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍なども引き起こす。

子宮頸癌の原因となるHPVの代表は?
16型、18型である。HPVには100種類以上の型があるが、その中でも癌を引き起こす高リスク型は15種類程度で、さらにその中の16型と18型は約65%を占めている。ただ、この高リスク型HPVに感染したからといってとくに症状はなく、すぐに癌が発症するわけではない。多くの場合、人間の免疫力によって自然に排除されるが、ごくまれにこの機能が上手く働かずウイルスが子宮頸部に残り、長期間感染が続くとその部分が5年以上かけて癌細胞へ変化する。

子宮頸癌の症状は?
子宮頸癌は初期にほとんど症状が現れず、気付いたときはすでに進行していた、というケースも少なくない。
病気が進行してから現れる症状には「性交渉のときに出血する」「生理に関係のない出血がある」「茶色のおりものが増える、悪臭を伴う」「下腹部や腰が痛む」などがある。
子宮頸癌の発見が早ければ、子宮の摘出手術などをせずに子宮を守れる。子宮頸癌はごく初期に発見されれば、子宮頸部の一部を取り除くだけも手術ですみ、妊娠、出産も可能である。

HPVは子宮頸癌以外の病気を引き起こすことがある
尖圭コンジローマ(6型、11型が原因)
直径1-3mm前後の良性のイボが性器や肛門のまわりにできる。痛みや痒みはなく、様々な形のイボができる。大きくなるとカリフラワーやニワトリのトサカのような状態になることがある。再発しやすく完治は難しい。
また、妊娠している女性が尖圭コンジローマを発症していると産道で赤ちゃんにHPVが感染し、ごくまれに再発性呼吸器乳頭腫症(母子感染が原因でのどにイボができて声がかれたり、呼吸困難になる)を発症してしまうことがある。
外陰上皮内腫瘍(16型、18型が原因)
外陰上皮内腫瘍は、外陰癌に先行して見られる場合がある。HPV感染が原因となっているのは50%くらいである。
膣上皮内腫瘍(16型、18型が原因)
膣上皮内腫瘍は膣癌へ進行する可能性があり、HPV感染が主な原因である。
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ガーダシル」は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の6型、11型、16型、18型の4つの型の感染を予防する4価のワクチンである。

【効果・効能】
HPV 6、11、16、18型の感染に起因する以下の疾患の予防」
子宮頸がん(扁平上皮細胞がん及び腺がん)およびその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍1、2、3ならびに上皮内腺がん
・外陰上皮内腫瘍1、2、3ならびに膣上皮内腫瘍1、2、3
尖圭コンジローマ

【用法・用量】
「9歳以上の女性に、1回0.5mLを合計3回、筋肉内に注射する。通常、2回目は初回接種の2カ月後、3回目は6カ月後に同様の用法で接種する」。

【副作用】
国内臨床試験では、注射部位での副反応(接種後5日間)として、疼痛(82.7%)、紅斑(32.0%)、腫脹(28.3%)などが報告されており、全身性での副反応(接種後15日間)として、発熱(5.7%)、頭痛(3.7%)などが報告されている。


子宮頸がんは、ほぼ100%、HPVの感染が原因であると考えられている。発がん性のあるHPVには15種類ほどの型があり、中でも16型と18型は、子宮頸がんの発症原因の約65%を占めている。また、6型と11型は、尖形コンジローマの発症原因の約90%を占めている。

これらの発がん性HPVは、女性の8割が一生に一度は感染する、ごくありふれたウイルスである。しかし、ほとんどの場合、感染しても自然に排除され、子宮頸がんに罹患するのは感染した女性の1%未満と考えられている。
一方で発がん性HPVは、自然感染しても抗体価が十分に上昇せず、同じ型のウイルスに何度も感染する可能性がある。よって、発がん性HPVに対する高い抗体価を長期間維持する手段として、子宮頸がんワクチンが開発された。

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