抗がん剤治療にかかる費用(薬剤費)

基本的に日々の業務の中での覚え書きになります。がん薬物療法における安全性や薬剤費(薬価)の概算などを中心に記載していますが、抗がん剤治療を受けている患者さまの経済的不安の解消につながれば幸いです。

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悪性リンパ腫には、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫がありますが、悪性リンパ腫の9割が非ホジキンリンパ腫で、さらにその6割がB細胞性非ホジキンリンパ腫であるといわれています。この非ホジキンリンパ腫は、進行の早さによって、低悪性度(年単位で進行)、中悪性度(月単位で進行)、高悪性度(週単位で進行)に分類され、トレアキシン(ベンダムスチン)の適応は、化学療法が奏功しにくいとされてきた「低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫」になっています。

また、もう一つの適応である「マントル細胞リンパ腫」も、B細胞性非ホジキンリンパ腫の一種で、比較的頻度の低い病型ですが、悪性リンパ腫の中で最も難治性が高いものの一つと考えられています。

【適応】
再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫ならびにマントル細胞リンパ腫

【用法及び用量】
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/㎡(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

トレアキシン【薬剤費の計算】
トレアキシン点滴静注用100mgの薬価は、92,356円/1瓶になりました。
今回は、身長170cm、体重60kg、体表面積1.65㎡の患者を想定して計算します。

→ 120mg/㎡×1.65㎡=198mg
→ 92,356円×2瓶=184,712円 
→ 184,712円×2日間=369,424円

よって、1サイクルで約37万円、3割負担で11万円です。
ほとんどの方が1回2瓶になると思いますが、やや大柄の方ですと3瓶必要になるかもしれません。その時は薬剤費を1.5倍してください。
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